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ヒメスズメバチは、体はオオスズメバチに続いて2番目に大きいけれど、実は一番おとなしいスズメバチなんです。でも、油断は禁物!いたずらはやめましょう!!
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ヒメスズメバチはオオスズメバチに次いで
体の大きさが大きいスズメバチです。

体長は24から37ミリにもなります。

その色にも特徴があり、黒色で黄赤色の斑紋、
お尻の部分が黒色なので、その他のスズメバチと
結構簡単に区別できるはずです。

このスズメバチは、必ず閉鎖空間に巣を作りますが、
どの地域でも営巣規模は小さく、攻撃性も低いそうです。

また、アイナガバチ専門に餌を集めていることから
アシナガバチの生活史に依存したかたちで営巣を
おこなっており、そのため営巣期間が短くなっています。

日本以外にも、中国やフィリピン、インドシナにも
生息するようです。

営巣場所が閉鎖空間なので、家の中に巣を作られてしまうと
やっかいです。

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ヒメスズメバチは、スズメバチのなかで、
一番営巣期間が短いようです。

これは、アシナガバチのみを餌としている為、
アシナガバチの営巣期間と同調している為です。

アシナガバチは基本的には8月には
子育てを終えてしまいます。

本州では、5月下旬より女王蜂は出現し、
7月には働き蜂が、8月には新女王蜂と雄蜂が出てきます。

9月には、営巣をやめてしまいます。

餌をアシナガバチの幼虫やサナギに依存している為
このような短い生活史となったのでしょう。

ヒメスズメバチは、その大きさからはちょっと以外にも
小さな巣しか作りません。

その他のスズメバチは、いかに大きく巣を作り
自分達の力をアピールしているかのように
振舞っていますが、ヒメスズメバチはちょっと
この道からは外れてしまったようです。

働き蜂が羽化した後の営巣規模は日本産の
スズメバチの中で最小です。

また、たいていは大きくなる南、沖縄地方と、
本州のヒメスズメバチの巣とではあまり大きさに
違いがないそうです。

巣の直径は、15から20cm程度、巣盤数は3から4枚
にとどまります。

総育房数は200~300で、働き蜂は10~40匹、
雄蜂、新女王蜂はともに20~40匹です。

ヒメスズメバチの食性は、他のスズメバチと
ちょっと違っています。

それは、餌として狩るのはアシナガバチだけ・・。

アシナガバチの各種の巣を襲い、
幼虫またはサナギを巣穴から引っ張り出しては
体液のみを吸い、自分の巣へ持ち帰ります。

アシナガバチの成虫は狩らないのです。

他の昆虫も襲いません。

アシナガバチの天敵としては恐ろしいかもしれませんが、
なんとも変わった食性のスズメバチです。

コレとは別に、他のスズメバチと同様に樹木の樹液は
好きなようです。
ヒメスズメバチは体が大きい割には
とてもおとなしく、巣に近づいたぐらいでは
攻撃はしてきません。

なんとも温厚なスズメバチです。

ですが、ヒメスズメバチはスズメバチです。

もちろん下手に巣にちょっかいを出せば
刺されます。

そして痛いです・・・。

巣を刺激してしまうと、威嚇行動をとります。

人の回りを「カチカチ」と音を出しながら、
飛び回りますので、どうぞ注意してください。

大きさが、オオスズメバチの次に大きいので、
威嚇されるとかなり怖いと思います。

参考図書:社会性カリバチの生態と進化
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